君はマーメイド!
act.16〜不協和音クルーズ〜
午後10時、否、フタフタマルマル、と言うべきだろうか。
米や生鮮食品の補給品を、20数トン積み込んだ船、東進丸は、
黒色の夜空の中、まるで闇に紛れるように、出港した。
到着は12時間後。果たして無事の内に終わるのだろうか。
遠ざかる港に、背広の中に隠し持ったシャッターを切って、
は、隣に立つ草加を仰ぎ見た。
「・・・・不安か、さん」
問うた草加の瞳は、変わらず優しい。
「少し・・・・無事に終われば良いと思って」
「大丈夫だ、わたしが保証しよう」
に対して答えた草加に、角松が訝しげな目を向けた。
港の明かりは、もう星と同じくらいの小ささになって、
黒色の海に浮かぶ、そこだけ小さな星雲のように。
風も波も、凪。
船は、乗る者に向かい風を与えながら、アナンバスへと進む。
******
「・・・・今の男、出航前には見なかったぞ」
角松の一言で、空気は凪から嵐に変わった。
元々、偽造した書類と、偽造した軍票で、
無事に終わる方が、無理だったのかも知れない。
角松と草加は、そこに居た3人にしか聞こえないような、
小さな声で、2つ3つの言葉を交わした。
「さんは俺と一緒に、何かあったとき2人の方が良い」
何か、とは一体何を指しているのか。
聞いたところで、最悪の結果しか見えないのは明らかだ。
は角松の言葉に素直に従う。
自己防御の武力が無いに、行動の選択権は無い。
角松が、その背にを隠すようにして、件の男を追い、言葉をかける。
船乗りってのは大変だよな、はしけのロープ作業とか、辛いだろう。
帽子を目深に被った男は、曖昧な返事だ。
「・・・・その割には、こんな手をしてないな」
その一言を最後に。
後ろから、がたがたと、無数の靴音。
揺れ動く空気、大勢の気配。
例えばそれは、災害の取材で、救急隊員と血まみれの人が入り乱れる瓦礫の山。
または、事故の現場で、助け出された人たちが無造作に横たえられるビニルシート。
そんなものにレンズを向けて、ファインダーを覗いた瞬間の。
あの不安定な緊張に、至極似ている。
指先から血液が遠のき、白く冷たくなる。
心臓が、うるさいほどに鼓動を早める。
呼吸が荒く、口の中が異様に乾く。
しかし。
その中ですら、隠したカメラでこの情景を切り取ってしまうのは。
の、記者としての意識か、それとも無意識か。
角松はに視線を送った。
不安にならなくても大丈夫だ、何とかするから、安心しろ。
そんな目でを見遣ってから、自らの背を盾にはしたが、
多勢に無勢と言うものか、抵抗する暇も無かった。
角松の胸元に提げられた唯一の武器は、船員、否、工作員の手に納められる。
しかしは、男装故に少年だと見られたためか、意外に簡素な検査を受け、
幸運にも、隠していたデジタルカメラは、背広の中に納められたままだった。
と角松は、共に工作員らに腕を掴まれ、
そのままどこかへと、
連れて行かれた。
2つの通路を通り、1つ階段を上った所で、
潮風に乗って話し声が届いた。
「時空を・・・・越えてきた、・・・・艦!?」
角松にもにも、
それが何を指すのか。
解らない訳が無かった。
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〜その割には、こんな後書きをしてないな〜
どんなだ。
繋ぎの意味で入れた短文なので、もう文章と言うよりは散文詩です。無意味!でも仕方ない!必要だったんだMON☆ポップに。
後書きする意義も無い。場繋ぎどころの話じゃない。こんなんが必要だから害虫なんだ。やめちまえ!あざーす!
いつも1作が、長く長くなってしまって、もったいないオバケが出ちゃうけど何度も何度もカットカットで鬼監督。井筒!パッチギ!
今回カットする場所、無かった。だって全体がカットだもん。ゴミです!塵です!ティッシュです!使用後!汚いな。
ほんとさあ、いつももったいないもったいないと思いながらこのクサレ貧乏害虫。早く死ね。カットしろ!人生を!イエッサ!
菊池取材の時だってさあ、ヒロインと手の大きさ比べてドキッ☆な段落カットだしさあ、
草加ヒロインとダンスの時だってさあ、ワイン飲んでちょっと酔っちゃったヒロインの上気した頬にドキッ☆な段落カットだしさあ。
死ねこの貧乏人!ゴミクズはゴミクズに囲まれてゴミクズ食って死ね!あざーす。もうテンションも上がんね。だり。
だり。次?津田じゃん普通に?だり。